手倉森ジャパンが一世代下のポルトガル戦で痛恨の0−1負け トゥーロン国際大会2連敗でリオ五輪に暗雲

同点のチャンスでハンドはスルー

 Uー23日本代表は23日のトゥーロン国際大会第2戦となるポルトガル戦で0-1で敗戦。パラグアイ戦に続く連敗を喫した。

 40分ハーフで行われているこの大会で、この日の日本は守護神にGK中村航輔(柏)、けが人が続出している最終ラインでは初戦のパラグアイ戦で故障した岩波拓也(神戸)と亀川諒史(福岡)が負傷のでベンチ入りせず。代わりにDF三浦弦太(清水)とDF三丸拡(鳥栖)がスタメンに入った。また21日夜に合流した南野拓実(ザルツブルク)が2列目右サイドで先発した。最前線にはFW浅野拓磨(広島)とパラグアイ戦の途中出場で攻撃を活性化したFWオナイウ阿道(千葉)が並んだ。

 手倉森誠監督が試合前のインタビューで「前節で負けてるんでね。負けからの挽回力をみんなで示そう。まずやっぱり国際試合は戦いという気持ちがないと何も話にならない。挑みの姿勢を存分に発揮しろとの話をしました」と語った通り、試合序盤から積極的な姿勢を見せる。

 しかし同22分、ポルトガルの素早いパスワークを捕まえられず、最後は背番号10のMFオルタに強烈なミドルシュートを打たれる。GK中村が右手を伸ばしてセーブにいったものの届かず、ゴール左隅に突き刺さる。日本はパラグアイ戦と同じく先制点を許す展開となった。

 追いつきたい日本は、キャプテンマークを巻いたMF大島僚太がドリブルで持ち上がるなど工夫を見せたが、20歳以下と思えぬ屈強な体格のポルトガル、そして、強風に苦しむ場面が目立った。それでも同37分には左サイドで複数人が連動するコンビネーションを仕掛け、MF矢島慎也とのワンツーで抜け出した浅野が鋭いターンでシュートを放つ。相手守備陣を翻弄した一撃だったが、ポストに阻まれた。

 

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