「天才」「MVPモードを維持」 ネイマール、2人“無力化”の超絶アシストを海外絶賛

ブラジル代表FWネイマール【写真:Getty Images】
ブラジル代表FWネイマール【写真:Getty Images】

コパ・アメリカ準決勝ペルー戦で決勝点をアシスト、決勝進出に大きく貢献

 ブラジル代表は現地時間5日、コパ・アメリカ(南米選手権)準決勝のペルー戦に臨み、1-0で勝利して2大会連続の決勝進出を果たした。連覇を狙うなかエースFWネイマール(パリ・サンジェルマン/PSG)が、相手2人を翻弄するドリブル突破から決勝点をアシスト。チームを勝利に導いた圧巻のテクニックを、海外メディアも「天才」「MVPモードを維持」と称えている。

 ブラジルのエースナンバー“10”を背負ったネイマールは、新型コロナウイルスの影響で急きょ2大会連続の母国開催となったコパ・アメリカでグループリーグ初戦のベネズエラ戦(3-0)からスタメン出場。チームを2大会連続のベスト4進出に導いた。

 そして迎えた準決勝でも、ネイマールは一瞬の輝きを見せる。0-0で迎えた前半35分、ブラジルはセンターサークル内で相手のクリアボールを拾うと、敵陣左サイドにいたネイマールへ縦パスを送る。最終ラインを抜け出したギリギリで抜け出したブラジル代表10番は、ペナルティーエリアに侵入すると2人の相手DFと対峙。一度スローダウンして右に切り返すと、相手が食いついてきた瞬間を見計らうように右足でボールを転がして相手を股抜き。2人を置き去りにすると左足でグラウンダーのクロスを送り、FWルーカス・パケタ(リヨン)の決勝点をアシストした。

 エリア内の狭いスペースで相手2人を置き去りにした突破に海外メディアも注目しており、アメリカのスペイン語新聞「El Diario Nueva York」は「ネイマールは天才」と称えると、今大会5試合に出場し2得点3アシストの成績を残していることを受けて、「ネイマールはコパ・アメリカ2021でMVPモードを維持している」と伝えている。南米の動画配信サービス「DirecTV Go」公式ツイッターも「ネイマールのなんて魔法だ!」と速報すれば、「TNTスポーツ」アルゼンチン版公式ツイッターも「ネイマールの動きは詩だ」と、卓越したテクニックによる突破だったと称賛した。

 好調を維持したまま決勝に進出したネイマール。“王国”ブラジルを2大会連続10回目の南米制覇に導けるのか、決勝でのパフォーマンスにも期待が高まる。

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