フットサル専門チームvsサッカー強豪高校の関東ラウンドが実現、果たしてその結果は?

矢板中央高校は選手権やインターハイに加えてフットサルの大会にも参戦【写真:Futsal X ・河合 拓】
矢板中央高校は選手権やインターハイに加えてフットサルの大会にも参戦【写真:Futsal X ・河合 拓】

関東大会で実現した「フットサルチームvsサッカーチーム」の構図

 こうしたフットサルチームvsサッカーチームの構図は、全国大会だけではなく、各地域大会でも繰り広げられる。6月26日、27日に行われた第8回全日本フットサル選手権の関東大会でも、まさにフットサルチームvsサッカーチームの試合が展開された。関東フットサルリーグ1部に所属するリガーレ東京の育成組織リガーレ東京U-18(東京)と、高校サッカーの名門・矢板中央高校(栃木)の一戦だ。

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 リガーレ東京は、元東京都選抜FP西野宏太郎を中心に結成され、東京の葛飾・江戸川・浅草・中央区で活動をしている。現在はFリーグ参入に向けて、ピッチ内外でのチーム力を高めているところであり、育成年代の強化にも着手。今回、初めて関東大会出場を決めた。

 近年、高校サッカー選手権でもベスト4まで勝ち上がっている矢板中央高は、第4回全日本U-18フットサル選手権で日本一に輝いた。その後も毎年、この大会に出場しているが、全国優勝後は、関東大会を突破できずにいる。今年のインターハイ出場を決めた矢板中央高は、サッカー部のトップチームではなく、Bチームで出場したが、名門サッカー部の強みである厚い選手層が示された全選手がハイレベルな好チームとなった。

 関東大会は、参加12チームを3チームずつの4ブロックに分けてリーグ戦を行い、各ブロックの上位1チームが決勝ラウンドに進出するフォーマットで行われている。それぞれ初戦では第一学園高等学校(茨城)と対戦し、リガーレ東京U-18は5-0、矢板中央高は9-1で勝利しており、この直接対決の勝者が準決勝進出となる一戦だった。

 引き分けでもBブロックの首位に立つ矢板中央高は、引いて守る戦術をとってきたリガーレ東京U-18に攻めあぐねる。リガーレ東京U-18はカウンターやセットプレーなど、普段からフットサルに取り組んでいる強みを生かして、先制ゴールを狙いに行くが、こちらはゴール前でのシュート精度が足りずにチャンスで決めきれない。そのまま、どちらも得点を挙げられないまま、試合は終盤に入っていく。

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