スアレス負傷、守備の要退場もバルサ国王杯優勝! メッシ2アシストでセビージャとの延長戦制し、国内二冠達成

ナンバー10のお膳立てで均衡が破れる

 その直後、バルセロナは生命線の「MSNトリオ」にアクシデントが発生する。空中戦を競り合いに行ったメッシが相手DFと頭をぶつけたかと思えば、FWルイス・スアレスが右足太もも裏を痛めて途中交代する緊急事態に陥った。バルセロナは守備に意識を強めつつ、MFアンドレス・イニエスタやFWネイマールのドリブルで攻撃の活路を見出すしかなくなった。それと同時にエキサイトした両チームの選手に、イエローカードが飛び交う荒れた展開となる。

 そして後半アディショナルタイム、再び判定が大きく試合を動かす。メッシからネイマールに対してスルーパスが送られると、バネガがスライディングでネイマールの足を刈ってしまう。このファウルでバネガにレッドカードが提示されて、両チーム10人での戦いとなった。

 スコアレスのまま突入した延長戦、苦しみ続けたバルセロナがついにその攻撃力を発揮する。延長前半6分、メッシのロングパスに反応したジョルディ・アルバが相手マーカーを腕を使って巧みに抑え込み、左足でゴール右隅に流し込む。ナンバー10のお膳立てで生まれた伏兵の一撃で、ついに均衡が破れた。

 1点を追うセビージャは延長後半から、最後の交代カードとして195センチの長身FWフェルナンド・ジョレンテを投入する。ハードな試合展開に疲労困憊したのは選手だけでなく、主審も内転筋を痛めてマッサージを受ける場面もあった。その中で延長後半アディショナルタイムには、メッシのラストパスからネイマールが冷静に追加点を決めて勝負あり。両チームに計13枚のイエローカード、3枚のレッドカードが出る大乱戦を制し、バルセロナが2大会連続28回目の国王杯制覇を成し遂げた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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