「ありえないミス」 独代表FWミュラー、GKと1対1の場面での決定機逸に海外注目

ドイツ代表FWトーマス・ミュラー【写真:Getty Images】
ドイツ代表FWトーマス・ミュラー【写真:Getty Images】

ドイツはイングランドに0-2敗戦…ミュラーの決定機逸シーンに英メディア注目

 ドイツ代表は現地時間29日、欧州選手権(EURO)の決勝トーナメント1回戦でイングランド代表と対戦し0-2で敗れ、ベスト16で姿を消した。この試合でドイツ代表FWトーマス・ミュラーが相手GKと1対1の決定機を逃したシーンについて、海外メディアが注目している。

 グループFを2位で通過したドイツはD組首位通過のイングランドと対戦。序盤からイングランドに押し込まれる展開が続き、何度かチャンスを作られるも耐えしのぎ、前半をスコアレスで折り返す。後半に入ると拮抗した展開が続いたが同30分、相手DFルーク・ショーがクロスからFWラヒーム・スターリングに右足で流し込まれ先制点を奪われる。

さらに同41分には前がかりになった隙を突かれると、相手MFジャック・グリーリッシュの低弾道のクロスからFWハリー・ケインに頭で合わせられ追加点を献上。優勝を期待されながらもまさかのベスト16敗退となった。

 そんななか、後半36分に相手GKと1対1の場面で、ミュラーが痛恨のシュートミスをしたプレーについて海外メディアが注目している。相手FWスターリングのバックパスを奪ったMFカイ・ハフェルツが裏に抜け出したミュラーへラストパスを送る。ミュラーは余裕をもって相手GKの逆をつきゴール左に蹴り込んだが、無情にもボールは枠を外れ同点ゴールとはならなかった。

 このプレーについて英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「トーマス・ミュラーが1対1の決定機でありえないミスをした」と見出しを打ち、「ドイツ代表のミュラーは、ウェンブリーで行われたイングランド戦の後半、ミュラーにとって凄まじく簡単な仕事を失敗した」と取り上げている。

 一昨年に世代交代を理由としてヨアヒム・レーブ監督から“招集見送り”を通告されながらも、今大会に臨むメンバーへ復帰したミュラー。活躍が期待されたが、グループステージ敗退に終わった2018年のロシア・ワールドカップに続き、失意とともに大会を去ることになった。

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