“前哨戦”では香川同点弾でドルト勝利! ブンデス公式がDFB杯決勝のバーチャル対戦を公開

人気ゲームで頂上決戦を再現

 ドルトムントとバイエルン・ミュンヘンは21日(日本時間22日午前3時)に、今季の最終戦となるDFBポカール決勝で対戦する。ゲームメーカーの「EAスポーツ」は人気ゲーム「FIFA 16」で、このライバル同士の決戦をバーチャル再現。大一番に向けての“前哨戦”は、日本代表MF香川真司の同点弾などでドルトムントが4-3で勝利した。

 このバーチャル対戦の模様は、ブンデスリーガ公式サイトで公開されている。

 前半に香川のシュートのこぼれ球をFWピエール=エメリク・オーバメヤンが決めて先制。さらにその後、ドルトムントMFマルコ・ロイスとバイエルンMFフランク・リベリーが得点を決めて、ドルトムントが2-1で前半を折り返した。

 後半に入り、バイエルンが立て続けに2点を奪って逆転に成功したが、ドルトムントを救ったのは香川だった。左CKからゴール正面で高い打点のヘディングシュートを放ち同点に持ち込んだ。身長175センチの香川が、192センチの長身を誇るDFジェローム・ボアテングに競り勝つというやや非現実的なシチュエーションだったが……“バーチャル”が故のご愛嬌といったところだろう。香川の豪快ヘッドで追いつき、試合は延長戦に突入。勢いづいたドルトムントは延長後半にオーバメヤンが決勝点を奪い、4-3で死闘を制した。

 今季、ドルトムントはリーグ戦で1分1敗とバイエルンとの直接対決で勝つことができなかった。そして、最終的には勝ち点10差をつけられ、史上初のリーグ4連覇を阻止することはできなかった。2012-13シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝や13-14シーズンのDFBポカール決勝でも両者は対戦したが、その時もバイエルンに軍配が上がっている。ベルリンの地で行われる今回の“リアル”対戦では、どのような結果が待っているのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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