浦和が「獲れるはずのない」江坂を獲得できた理由 西野TDが明かす“補強の舞台裏”

浦和の西野努テクニカルダイレクター【※画像はスクリーンショットです】
浦和の西野努テクニカルダイレクター【※画像はスクリーンショットです】

“予算内”での補強を強調「この上ない選手を獲得できた」

 今季は始動後からJリーグ開幕までに、DF橋岡大樹がベルギー、FWレオナルドが中国へ移籍し、前述のとおり柏木と3人の主力が移籍した。そして開幕後、FWキャスパー・ユンカーに加えて、中断期間後の出場へ向けデンマーク代表歴を持つDFアレクサンダー・ショルツ、日本代表DF酒井宏樹、そして江坂の4人が加入。西野TDは「今シーズンに入る時には30人未満くらいと考えていた。今ちょうどそれくらい。多すぎると思わないし、少ないとも思わない」と、編成のバランスも取れてきたと話す。

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 そして、こうした動きについても「お金の話をすれば、今年度の予算内。それであれば強化で決めて進めていく。今の環境下で、どのクラブも今シーズン、来シーズンも見えないなかで予算を削減する方向が普通のなか、チームの編成と強化は予算をできるだけ確保するという経営判断をしてくれていることが大きい」と、財政的に無理のあることをしたわけではないことも強調した。

 まさに、最高のタイミングで浮上した最高の補強候補を素早く獲得することに成功しただけに、西野TDは「チームの機能としてこの上ない、この他にない選手が獲得できた」と笑顔だった。19年末の強化体制一新と今季のロドリゲス監督就任から、浦和の補強が機能性を高めている。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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