元Jリーグ助っ人FW、母国での着用スパイクが物議 SNSで非難の声…クラブから罰金
コリンチャンスFWジョー、宿敵パルメイラスを想起させるスパイクカラーが問題に
ブラジル1部コリンチャンスに所属する元名古屋グランパスFWジョーが、試合中に着用したスパイクのカラーを巡って物議を醸した。現地時間20日に行われたリーグ戦で、宿敵パルメイラスを想起させる緑色を採用したことからSNS上で非難する声が寄せられ、クラブから罰金を科されたと、ブラジルメディアが報じている。
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ロシア1部CSKAモスクワや英1部プレミアリーグのマンチェスター・シティ、エバートンなどでのプレー経験を持つジョーは2018年に名古屋に加入。チームの得点源として活躍し、2018シーズンには24得点を決めて得点王に輝き、J1ベストイレブンにも選出された。
その後、昨年6月に古巣のコリンチャンスへ復帰。今季はやや不安定なパフォーマンスが続き、3月のコパ・ド・ブラジル(国内カップ戦)1回戦のサウゲイロ戦(3-0)では、決定的なチャンスを逸するなどプレーに精彩を欠いたことで、ファンからの批判が相次いだ。
5月下旬に開幕したブラジル全国選手権での出場時間は、4試合を消化した前節までの時点でわずか7分間のみ。そんななか、20日のバイーア戦(0-0)で先発出場を果たすも、スパイクのカラーが宿敵パルメイラスを想起されるものだったことから、SNS上でファンが非難。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」によると、この事態を重く受け止めたクラブはジョーに罰金を科し、今後はトレーニングでも試合でもこのスパイクを使用しないことになったという。
一方のジョーは、自らが着用したスパイクが「ターコイズブルー」だったと主張。それでも、”余計な論争”を巻き起こしたことについて「幼い頃から愛してやまないコリンチャンスでの経歴を考えれば、ファンやチームの伝統を軽視するようなことはしません。私は常にこのシャツに敬意を払ってきたし、これからも敬意を払うつもりです」と声明で述べ、軽率な行動を詫びていた。