浦和戦視察のハリル監督が涙の復活果たした宮市を絶賛! 6月キリン杯で招集へ

ケガ乗り越えリーグ最終節で2ゴールの大活躍

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は18日、AFCチャンピオンズリーグ16強の浦和レッズ対FCソウル(韓国)戦を観戦後、今季ドイツ2部最終節で涙の復活を遂げたザンクトパウリFW宮市亮の招集に関心を寄せていることを示唆した。

 浦和が1-0でソウルに先勝を収めた試合後、感想を求められた代表指揮官はこう語った。「ACLの本当の戦いが見られた。浦和の美しい勝利だった。ただし、アウェーは厳しい試合になると思う」。さらにFCソウルでスタメンフル出場したMF高萩洋次郎についても「映像はたくさん見ていた。彼も候補の一人。誰がいいかを決めなくてはいけない」とコメントを残した。

 一方で、ハリル監督は、ドイツで復活を遂げたスピードスターにも言及した。昨夏にザンクトパウリに加入した宮市は、7月に行われたラージョ・バジェカーノ(スペイン1部)との親善試合で前十字靭帯を断裂。今年4月に大ケガから復帰を果たし、今季ドイツ2部最終節カイザースラウテルン戦で移籍後初先発を果たした。その一戦で今季初ゴールを含む2得点1アシストと活躍。ハリル監督は、5-2の逆転勝利に貢献した宮市について「ザンクトパウリが、5-2で勝った試合でいいプレーをした。いいプレーをしている人を選びたい」と、語った。

 早くからその将来を嘱望されてきたスピードスターが、再び日の丸を着けてプレーする日が訪れるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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