日本代表、オナイウの“6分間ハット”含む5発大勝! “8戦全勝”で勝負のW杯最終予選へ進出
キルギスとのW杯アジア2次予選最終戦に5-1と勝利、8試合で46得点・2失点と圧倒
日本代表は15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終戦となるキルギス戦に臨み、初先発のFWオナイウ阿道が代表初ゴールから6分間でハットトリックを達成し、後半にも2点を追加して5-1で勝利。8戦全勝で全日程を終えた。
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日本はここまで7戦全勝ですでに2次予選突破を決めた状況で試合を迎えた。1トップにJ1で日本人得点トップのFWオナイウを起用し、トップ下にキャプテンマークを巻いたMF原口元気が入った。
序盤からほぼ日本が相手を敵陣に押し込んだまま、圧倒的にボールを支配する。左サイドからFW浅野拓磨が入れたグラウンダークロスにオナイウが反応する場面や、右サイドでMF坂元達裕が鮮やかなキックフェイントで相手をかわす場面など、個々の持ち味を発揮してチャンスを作った。前半23分にはゴール前で、原口、浅野、坂元が立て続けにシュートを放つも、押し込み切れなかった。
それでも日本は右からDF山根視来が入れたクロスをオナイウがヘディングで狙ったところで、相手選手のハンドでPKの判定。これを同27分にオナイウが自らゴール左に蹴り込んで、代表初ゴールの先制点になった。さらに同31分には、右サイドをMF川辺駿がドリブル突破し、中央へのラストパスをオナイウが再び決めた。そして同33分には左サイドからDF小川諒也が入れたクロスをオナイウがヘディングで決め、わずか6分間でハットトリックを達成して3-0とした。
日本はアディショナルタイムにMF守田英正がPKを与えてしまい、これを決められ3-1で前半を終えてハーフタイムに突入した。
後半も同じメンバーでスタートした日本だが、同16分に森保一監督は原口と守田に代えてMF古橋亨梧とMF橋本拳人を投入。同23分にはオナイウに代えてDF佐々木翔を入れて3バックシステムのテストを行った。
すると同27分、坂元のコーナーキックを佐々木がヘディングで流しこんで追加点。左足の正確なキック、高さという個々の武器を生かしてのゴールになった。同32分にはカウンターで古橋の突破から浅野へのラストパスが通り、GKとの1対1を浅野が決めた。スピードあふれるコンビが良さを出した。
日本はこのまま5-1で試合を終え、8戦全勝で9月に開幕するアジア最終予選に進む。また、ヨーロッパでプレーする選手にとっては、これが2020-21シーズン最終戦になった。束の間の休息を経て、リフレッシュして新シーズンの戦いに臨む。
(FOOTBALL ZONE編集部)