“浦和の酒井宏樹”が誕生したクラブの舞台裏 「興味をいつ持ったかで言えば相当前」

酒井の獲得は、浦和の本格的な復活への序章の一つ

 浦和は19年を終えた時点で強化体制が一新され、土田尚史スポーツ・ダイレクター(SD)と西野TDの両OBが就任した。そこでは20年からの「3年計画」が打ち出され、今季の目標はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得で、来季にリーグ優勝をすることが示されている。それについて西野TDは「今シーズンの前半、入り口まで不安に思っていらっしゃったと思う。3年で結果を出すと宣言していたのでそこは変えない」とした上で、その先を見据えたビジョンも話した。

「3年計画の先はリーグ連覇やACL優勝、クラブW杯もあると思っている。浦和レッズに課された責任はトップクラブであること、イコールでアジアのトップクラブであることだと思う。(酒井は)Jリーグにはもったいないという声も聞こえてくるが、アジアを見ている、世界を見ている中では彼のような選手が1人では十分ではないということが3年後、5年後にはあるかもしれない。Jリーグには2030年には世界ビッグ5のリーグに伍するというビジョンもある。浦和もヨーロッパに肩を並べるクラブになっていたい」

 財政的なやり繰りで予算に対して効果的な選手編成と、Jリーグに留まらないレベルである酒井の獲得という一見すると相反するような補強を実現させた浦和だが、アジアや世界を見るというビジョンは一貫している。Jクラブで唯一、ACLを2回制している浦和が本格的に復活するのに向け、酒井の獲得は序章の一つとなるのかもしれない。

(Football ZONE web編集部)


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