「やってみたかった」 小野伸二、バルサやレアルの世界的クラブへの挑戦願望を回顧

コンサドーレ札幌でプレーする元日本代表MF小野伸二と播戸竜二氏
コンサドーレ札幌でプレーする元日本代表MF小野伸二と播戸竜二氏

同じ黄金世代・元日本代表FW播戸竜二の公式YouTubeチャンネルで全盛期の胸中に言及

 元日本代表FWで、現在はサッカー解説者として活躍する播戸竜二氏は、公式YouTubeチャンネル「播戸竜二のおばんざい屋」で、北海道コンサドーレ札幌の元日本代表MF小野伸二と対談。日本サッカー界を代表する天才相手に、バルセロナやレアル・マドリードへの挑戦願望があったかについても切り込んでおり、小野も「行きたかったよね」と胸中を明かしている。

 播戸氏と小野は、「黄金世代」と呼ばれた1979年生まれで、1999年4月のワールドユース(現・U-20ワールドカップ)では準優勝を経験している戦友だ。YouTubeのコラボ対談では、播戸氏は札幌復帰の経緯や、41歳でのJ1復帰について質問。ほかにも、1999年7月のシドニー五輪アジア1次予選フィリピン戦での大怪我、日本代表入りを意識するようになった出来事、サッカー選手としての飛躍につながったエピソードなどに触れている。

 さらに話題は、世界的強豪チームへ。播戸氏は「小野伸二が俺らの年代にとっても、日本サッカーにとっても太陽やった」と語り、「世界一となると、例えばバルセロナとかレアル・マドリードみたいなイメージ。そのあたりはどうだった?」と問いかける。

「まあ行きたかったよね」

 小野は、当時は今ほど移籍成立は容易ではなかったとしながら、「環境が違ったらもしかしてチャンスはあったかなって(笑)。やってみたかったね。上に行きたいなってのは、もちろんあったよね。ただ、何度も言うけどそこまでの男なのよ(笑)」と続けている。

 小野はフェイエノールト入り前の1999年7月、シドニー五輪アジア1次予選フィリピン戦で悪意に満ちたタックルを食らい、左膝靭帯断裂という重傷を負った。2001-02シーズンのUEFAカップ優勝に貢献したが、オランダでも足首の故障や疲労骨折を経験し、怪我との戦いが長く続いた。

 1998~2004年にフェイエノールトでテクニカルディレクターを務めていたロブ・バーン氏が今年5月、「彼(オノ)は素晴らしかった。私はいまだにレアルでプレーできたと100%確信している」と語っていたが、小野自身も世界的ビッグクラブに挑戦してみたかった思いは強く持っていたようだ。

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