伊東が殊勲の決勝弾! 日本代表、ピクシー監督のセルビアに1-0勝利…欧州勢から5年ぶり白星
森保ジャパン初の欧州勢とのテストマッチ、前半膠着も後半にCKから決勝ゴール
日本代表は11日、国際親善試合のセルビア戦に臨み、後半立ち上がりのセットプレーからMF伊東純也が決勝ゴール。約5年ぶりに国内で欧州勢と対戦した試合に1-0で勝利した。
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日本は前線で軸になってきたFW大迫勇也が負傷離脱し、スピードが武器のFW古橋亨梧を1トップに起用した。一方、現役時代に名古屋グランパスで活躍し、“ピクシー”の愛称で親しまれたセルビアのドラガン・ストイコビッチ監督は、来日メンバーのうち特に前線はベストメンバーではなく、若手にチャンスを与えていることを明言していた。
立ち上がりから全体的には日本がボールを保持する時間が長いものの、ゴール前に入り込み切れない攻撃が続いた。2列目のMF南野拓実やMF鎌田大地がコンビネーションでの崩しを狙う場面、MF伊東純也がカットインから左足ミドルを狙う場面もあったが、相手の最終ラインを突破しきれなかった。
一方で日本の守備陣はセルビアのカウンターを未然に防ぐプレスを機能させ、セットプレーを与えた場面も危なげなく守り切った。ともに決定機と言えるほどの大きなチャンスを作り出せない膠着した展開のまま、前半は0-0で終了。勝負は後半に持ち越された。
そして後半から森保一監督は、大迫の離脱に伴って追加招集したFWオナイウ阿道を代表デビューのピッチに送り込み、中盤ではMF橋本拳人に代えてMF川辺駿を送り込んだ。すると立ち上がりの3分、右コーナーキックをニアサイドでDF谷口彰悟がコースを変えてファーサイドに流すと、伊東がフリーで走り込み押し込んだ。3日のU-24日本代表戦の先制ゴールと同じようなパターンのゴールで、日本が1-0とリードを奪った。
日本は同19分に右サイドの背後を伊東が突いて抜け出すと、逆サイドへのラストパスをオナイウが押し込んだ。代表デビュー戦でのゴールかと思われたが、判定はオフサイドとなり追加点にはならなかった。
セルビアは時間の経過とともに多少ラフなプレーも増えたが、日本は冷静に対応。大きなチャンスを作らせることなくゲームをコントロールし、このまま1-0で勝利した。国内で欧州勢と対戦するのは2016年6月の国際親善試合ボスニア・ヘルツェゴビナ戦(1-2)以来で、勝利は同月の国際親善試合ブルガリア戦(7-2)以来。森保監督の就任以降、初めてとなる欧州勢との一戦で、今後につながる白星を手にした。