ザック北京が崖っぷちの一戦に勝利し降格圏脱出! 解任危機を一時脱する

エリクソン監督率いる上海上港を2-1で撃破 今季2勝目で順位を12位に上げる

 解任危機に瀕していた北京国安を率いる元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏だが、14日のゲームで強豪の上海上港に2-1で勝利したことにより、その危機は一時脱したようだ。中国メディア「Sina.sports」が報じている。

 ザック氏の率いる北京は、今季のAFCチャンピオンズリーグにも出場し、かつてイングランド代表などを指揮したスベン=ゴラン・エリクソン監督の率いる上海上港と対戦。前半25分に先制すると、一度は追いつかれたものの後半5分に決勝ゴールを挙げて勝利した。これで今季2勝目となり、勝ち点を9に伸ばして順位を12位に上げ、降格圏からは脱している。

「我々はこれまでにあまりにも不運だったが、この困難な状況を乗り越えるために全力を尽くしている。サポーターに勝利を見せることを望んでいるが、最高の状態になるまでには少し時間がかかる」

 試合後の記者会見でザック氏はそう語り、チーム作りに時間を要することを強調している。前節の江蘇蘇寧戦で敗れた時点で解任危機が報じられたが、この勝利でひとまずはそのひっ迫した状況からは脱したとされる。しかし、依然として下位に沈む状況に変わりはなく、時間を求めている模様だ。

 江蘇戦後に、次節の結果次第では解任という大ピンチに陥っていたザック氏だが、その第一のヤマ場は乗り越えた。果たして、今後も北京で監督の座を維持することができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング