浦和18歳GK、“飛び級”で挑む東京五輪サバイバル 同僚DF槙野も期待「入る力がある」
浦和GK鈴木彩艶、J1デビューから5試合中4試合で無失点の活躍
浦和レッズのU-24日本代表GK鈴木彩艶は、30日に行われたJ1リーグ第17節の名古屋グランパス戦にフル出場して無失点。チームは0-0の引き分けだったが、J1デビューから5試合中4試合が無失点というプレーに、DF槙野智章も「五輪出場はかなり期待しているので、メンバーに割って入る力があると思う」と期待を語った。
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鈴木は9日の第13節ベガルタ仙台戦(2-0)でJ1デビューすると、元日本代表GK川口能活氏に並ぶデビューから3試合連続無失点のタイ記録を達成。4試合目となった前節サンフレッチェ広島戦では、本人が「ミスだった」と語る悔しい失点もある2-2の引き分けだったが、今節の名古屋戦は無失点。5試合中4試合が無失点で、デビューからチームは無敗(3勝2分)という実績を手に、18歳にして飛び級招集となったU-24日本代表の活動に臨む。
鈴木は「今までも(年代別)代表に行っていたけど、今回は五輪代表。さらに初招集なので一番下から始まるけど、自信を発揮して代表に入れるようにやっていきたい。こういう風に選ばれたら勝負したいという思いがあるので、いつも以上に強い気持ちで取り組みたい」と、逆転での東京五輪本大会メンバー入りへの意欲を示した。
そんな鈴木について、日本代表として2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)に出場し、センターバックとして浦和で共闘している槙野は、能力と将来性を絶賛。東京五輪メンバー入りにも十分可能性があると話している。
「GKに最も必要なシュートストップ。ポジショニングも良く体格もあるので、相手のストライカーがなかなか良いところにボールを飛ばせないのが彼の強みだと思う。難しいシュートを受けていない、正面にボールが飛んでくるのは、彼の良さだと思う。存在感がかなり大きい。また、クロスをパンチングではなくキャッチにいってくれる姿勢は安心できる。味方にボールをつなげる視野を持っているのも凄い。ボランチのところにつけるボール、彼のところから良いパスが入っている」