マン・Uまさかの逆転負けにファン・ハール監督は涙目 「信じられないことが起きてしまう」

「これはチームとしてのミスだ。われわれはボールを支配できなかった」

 今季マン・Uの監督就任後、リーグ戦は1勝2敗2分けで現在12位。デイビッド・モイーズ元監督の迷走が原因で凋落した昨季のリーグ7位よりもさらに下回り、すでにリーグカップも初戦の3部MKドンズ戦で0-4の惨敗を喫している。
 MF香川真司らを放出し、代わりに移籍市場で1億5000万ポンドをつぎ込んだ。大金をはたいてアルゼンチン代表MFディマリア、コロンビア代表FWファルカオを獲得した。だが、恥も外聞もない大補強を展開した揚げ句の今季公式戦わずか1勝という現実に、その手腕に対する疑念の声はサポーターからも湧き出ている。
「想像できないが、実際に起きてしまった。試合では起こることなので、個人的なミスについては言及したくない。だが、これはチームとしてのミスだ。われわれはボールを支配できなかった。それが一番のミスだと思う。ディフェンスの脆弱性ではないと思う。チーム全体の守備面の組織力の脆弱性だ。ボールの失い方が悪ければ、守れない。改善していかなければいけない」
 アルゼンチン代表DFマルコス・ロホ、ボランチのダリー・ブリントは自ら熱望し、今夏の大型補強で獲得したタレントだが、根本的な解決策にはなっていない。最後は、戦術家としての誇りを必死で守るように、守備面の整備を課題に挙げていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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