「回復するまで喜びを届けたい」 名古屋、主将の長期離脱で同僚たちが誓う“一丸の戦い”
丸山が右膝前十字靱帯部分損傷および内側側副靭帯損傷で6~8カ月の離脱が決定
名古屋グランパスは5月24日、キャプテンの元日本代表DF丸山祐市が右膝前十字靱帯部分損傷および内側側副靭帯損傷により、治療期間に6~8カ月を要することを発表した。守備の要の離脱は大きな痛手だが、チームメートたちは一丸となってその穴を埋める決意を見せている。
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2018年夏に名古屋に加入した丸山は、19年8月からリーグ戦フル出場を継続。今季も開幕から守備の要としてチームを支えていたが、5月15日のJ1リーグ第14節清水エスパルス戦(3-0)で後半10分に途中交代していた。
名古屋が24日に発表したところによれば、MRIとCT検査の結果、右膝前十字靱帯部分損傷および内側側副靭帯損傷で治療期間は「約6~8カ月」と診断されたという。
堅い守備をベースに、首位川崎フロンターレに次ぐ2位につけていた名古屋にとって、キャプテンであり、守備の要である丸山の離脱はあまりに大きい。そのなかで、22日のJ1リーグ第15節徳島ヴォルティス戦(0-0)で日本代表DF中谷進之介と公式戦で初めてセンターバックのコンビを組んだMF木本恭生は、24日のオンライン会見で丸山の離脱についてこのように話した。
「(丸山選手は)キャプテンでしたし、今年に入っても自分が感じたチームにもたらす影響は大きかった。離脱ということでたくさん影響があると思うんですけど、自分だけで穴を埋めるという考えではない。自分ができることをまずはチームにもたらすことが大事だと思う」。
また、直近5試合で3得点を挙げているブラジル人FWマテウスも、丸山のためにも勝利を届けていきたいと語る。
「マル(丸山)はキャプテンだし、僕らのリーダー。彼がいないという状況はすごく残念です。ただ、このチームには日本代表、ヨーロッパでの経験がある選手がたくさんいます。一人一人の責任、役割があるなかで、しっかり自分は自分の役割をしたい。そしてそれ以上に、マルのために、マルの分もしっかり頑張ってしっかり試合に勝って、これからマルが回復するまで喜びを届けたいと思います」
26日のJ1リーグ第16節ベガルタ仙台戦以降、名古屋がどのような結束力を見せるのか、今後のシーズンを占ううえでも重要なポイントになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)