昨夏破談したマンU守護神の獲得を狙うレアル会長 地元紙は3つの理由を挙げ「不要論」を展開

デ・ヘアの獲得に執念を燃やすペレス会長

 レアル・マドリードは昨夏マンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアと正式契約に達しながら、手続き上の問題で獲得を逃した。フロレンティーノ・ペレス会長が今夏も獲得を目指すか注目されるが、スペイン紙「AS」は「レアルがデ・ヘアを必要としない3つの理由」との特集を組み、“不要論”を報じている。

 昨夏の移籍マーケット最終日、レアルはユナイテッドにコスタリカ代表GKケイラー・ナバスを放出することで、デ・ヘアを獲得するトレードで合意に達した。しかし、期限内に移籍手続きを完了させることができず、急転直下で破談となった。デ・ヘアはその後、ユナイテッドと新たに4年契約を結んだものの、ペレス会長にとっては諦めきれない存在となっているようだ。

 とはいえレアルは、ジネディーヌ・ジダン監督の下で終盤戦に入ってリーグ11連勝、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも2年ぶりの決勝進出を果たすなど好調をキープしている。デ・ヘア不要の理由のうち2つは正GKナバスと、第2GKキコ・カシージャの存在にあるという。

 まずはナバスだ。昨夏には「デ・ヘアの交換要員」の扱いを受けたコスタリカ人守護神だが、その悔しさをぶつけるように俊敏な反応でファインセーブを連発。またCL準々決勝ヴォルフスブルクとの第2戦では、直接FKのチャンスを得たFWクリスティアーノ・ロナウドのもとに駆け寄り、「いつもゴールを決めている時よりも、少しスピードを落として走り出してみたら?」と助言し、CR7の決勝弾を導き出した。

 高いプロ意識、そしてCLで741分間連続無失点を記録するなどワールドクラスのパフォーマンスをマドリディスタも支持し、ファンの約80%が“聖ケイラー”を守護神に据えるべきとのアンケート結果が出ているという。

 

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