福岡スペイン人DF、衝撃の“歯折れ”交代に母国メディアも驚愕 「残忍な肘の犠牲者」

アビスパ福岡でプレーするDFカルロス・グティエレス(写真は昨季のもの)【写真:Getty Images】
アビスパ福岡でプレーするDFカルロス・グティエレス(写真は昨季のもの)【写真:Getty Images】

鳥栖FWドゥンガの左肘が福岡DFグティエレスの口元を直撃して歯が2本折れる事態に

 アビスパ福岡のスペイン人DFカルロス・グティエレスは、19日に行われたルヴァンカップ・グループステージ第6節サガン鳥栖戦(4-1)で相手選手に肘打ちを食らい、歯が欠けて負傷交代する事態となった。海外メディアも「残忍な肘」と報じている。

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 母国スペインのCDラグーナでキャリアをスタートさせたグティエレスは、ラス・パルマス、レガネス、ブルゴス、ヌマンシアを経て、2020年1月に福岡に加入。しかし、直後に右膝前十字靭帯損傷の大怪我を負い、同年11月4日のJ2リーグ第31節水戸ホーリーホック戦(1-0)でようやく移籍後初出場となり、1年目は5試合の出場に終わった。

 2年目の今季、リーグ戦出場は5試合(計232分)ながら、ルヴァンカップでは鳥栖戦で5試合連続のスタメン起用。序盤から鳥栖FWドゥンガと激しい肉弾戦を繰り広げるなかで、後半5分にアクシデントが起こった。

 福岡DFグティエレスがハイボールに対応しようとした際、相手FWドゥンガの左肘がグティエレスの口元を直撃。2本の歯が折れ、出血も確認できる状態だった。

 池内明彦主審はドゥンガに対し、イエローカードを提示。判定に抗議していたグティエレスは止血した後に一度ピッチに戻ったが、後半16分にブラジル人DFドウグラス・グローリと交代になった。

 チームはFW城後寿、FW石津大介、FWフアンマ・デルガドにゴールが生まれ、4-1で快勝したが、長谷部茂利監督は試合後のオンライン会見冒頭で、「大きな怪我になっている。ちょっと信じられないジャッジ。自分で(負傷した)というより、相手に傷つけられたような状態。私も熱くなってしまった」と毅然とした態度で見解を述べていた。

 この負傷シーンを、カナリア諸島の情報を専門に扱うスペインメディア「Tiempo de Canarias」が「カルロス・グティエレスへの残忍な肘…それにより2本の歯を折れる」との見出しで取り上げている。

「かつて(スペインの)ラス・パルマス、レガネス、ブルゴス、ヌマンシアでプレーした選手(グティエレス)は、現在所属するアビスパ福岡の試合で、残忍な肘の犠牲者となった。ひどい打撃を受け、歯を2本失うことになった」

 歯が折れる衝撃プレーには、スペインメディアも驚きを隠せなかったようだ。

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