バイエルンで構想外の”天才MF”は25億円で獲得可能! 争奪戦にアーセナルも参戦

リバプールやドルトムントが狙うゲッツェ 復活を期す”ガナーズ”も獲得に名乗り

 今季無冠に終わったアーセナルが、今夏の移籍市場でバイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFマリオ・ゲッツェの争奪戦に加わったようだ。リバプールやドルトムントが狙う23歳は、新監督に就任するカルロ・アンチェロッティ氏の構想から漏れていると報じられており、約2000万ユーロ(約25億円)で獲得が可能だという。独紙「南ドイツ新聞」が報じている。

 同紙のレポートによれば、アンチェロッティ新監督はすでにゲッツェと電話で会談し、レギュラーとしてプレーしたいのであれば移籍を勧めるとして、移籍容認の構えを示している。恩師ユルゲン・クロップ監督のいるリバプールや古巣ドルトムントが移籍先として名前が挙がっているが、ここにきて新たにアーセン・ベンゲル監督率いるアーセナルが候補として浮上しているという。

 プレミアリーグ3位の強豪には、ドイツ代表の同僚MFメスト・エジルやDFペア・メルテザッカーが在籍しており、国外クラブでのプレー経験がないゲッツェにとっては心強い存在となるだろう。イングランド代表FWダニー・ウェルベックが9カ月間の離脱となり、イングランド代表FWテオ・ウォルコットに移籍の噂が浮上するなど、“ガナーズ”(アーセナルの愛称)も攻撃陣の再構築の必要性に迫られている。前線の新たなオプションとして、トップ下やサイドなど、システムによっては最前線でもプレーできるゲッツェには、大きな魅力を感じているようだ

 13年にドルトムントからバイエルンに移籍した際の移籍金は3700万ユーロ(約45億円)だったゲッツェだが、現在は2000万ユーロ(約25億円)で獲得できるとも伝えられている。2014年ブラジル・ワールドカップの決勝アルゼンチン戦で、ドイツを世界王者に導くゴールを決めるなど母国の英雄となったが、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下では絶対的なレギュラーに定着できず、来季もその立場は不透明なものとなっている。今夏の動向には注目が集まりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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