「プラスでしかない」 電撃加入から2カ月、岐阜主将や監督が証言する“柏木効果”

岐阜に移籍したMF柏木陽介【写真:ⓒKaz Photography/FC GIFU】
岐阜に移籍したMF柏木陽介【写真:ⓒKaz Photography/FC GIFU】

3月の電撃加入以降、リーグ出場は2試合ながらチームの盛り上げ役を買って出る

 元日本代表MF柏木陽介は、今年3月にJ1浦和レッズからJ3のFC岐阜へ電撃移籍した。加入から2カ月が経過したなか、リーグ戦出場はまだ2試合ながら徐々にコンディションは上がっているという。キャプテンのDF甲斐健太郎ら同僚、安間貴義監督の言葉から“柏木効果”を紐解く。

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 柏木の加入が正式発表されたのは3月12日。シーズン開幕戦(ヴァンラーレ八戸/0-0)の2日前というタイミングだった。4月25日のJ3リーグ第6節カターレ富山戦(0-1)で、後半11分からMF三島頌平に代わってシャドーに入り、新天地デビュー。続く第7節ロアッソ熊本戦(0-1)では後半25分からMF吉濱遼平に代えて投入され、20分間プレーした。5月5日の第5節アスルクラロ沼津戦(3-1)はベンチ入りするも出番なし。ここまで出場は2試合で計54分間、最長プレー時間は富山戦の34分となっている。

 規律違反を犯して浦和を退団した経緯もあり、柏木の加入には不安材料も少なからず指摘されたが、開幕戦からフル出場を続けるキャプテンの甲斐は、「プラスでしかない」と断言する。

「J1であれだけプレーした選手が、豊富な経験を若い選手やチーム内に還元してくれています。今は、柏木選手を自分たちがどううまく使えるか、トライしているところ。柏木選手自身もコンディションが徐々に上がってきて、チームにフィットしてきて、僕らがやろうとしていることにポジティブに取り組んでくれているので、いい感じです」

 同じレフティーで、シャドーのポジションを争う吉濱も、5歳年上の柏木から大きな刺激を受けているという。

「柏木選手は浦和レッズの10番で、めちゃくちゃ上手くて、もっとツンツンしているかと思いました(笑)。でも、J3に来て、チームの雰囲気を盛り上げてくれています。そして、やっぱり上手い! パスの出し方とか、試合前のイメージで動画を見ていたんですけど、そういう選手が隣にいて、アドバイスをくれる。今日もフリーキックでアドバイスをくれて、すごく勉強になりました。もっと上手くなりたいと思わせてくれて、刺激をもらっています」

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