レアル、バルサ、ユーベ… スーパーリーグ“残留組”への懲戒手続き開始をUEFA発表

UEFAがレアル・マドリード、ユベントス、バルセロナへの懲戒処分を検討か【写真:Getty Images】
UEFAがレアル・マドリード、ユベントス、バルセロナへの懲戒処分を検討か【写真:Getty Images】

今も撤退を表明していないレアル、バルサ、ユーベに対しUEFAが懲戒処分を検討か

 欧州サッカー連盟(UEFA)が、欧州スーパーリーグ構想の主軸3クラブに対する懲戒手続きを開始したと、現地時間12日に発表した。

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 発表された欧州スーパーリーグ構想では、スペインの強豪レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が初代会長を務め、スペインでは他にバルセロナとアトレティコ・マドリード。イタリアはユベントスとACミラン、インテル。イングランドはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、アーセナル、リバプール、チェルシー、トッテナムと合計12クラブが参加を表明し、さらにドイツなどから3クラブを加えた15クラブが固定メンバー。さらに5クラブを加えた20クラブでのリーグ戦構想を打ち出していた。

 このうち、スペイン勢のレアルとバルセロナ、そしてイタリアからはユベントスがこのリーグ構想の中心的な役割と目されていたが、他の9クラブはUEFAに対して謝罪を行い、欧州クラブ協会に再加入。そして、処分としては1年間のUEFA主催大会における賞金5%減と合計1500万ユーロ(約19億5000万円)を、若年層を含むサッカーの普及活動に寄付することになった。この合意の中には、スーパーリーグ構想に対する関与を終了することも含まれていた。

 一方で中心的な存在となり、現時点でも離脱を発表していない3クラブについて、UEFAでは枠組みに関する規則違反についての調査をスタート。担当者が任命され、今後は懲戒処分が検討されることになる。

 一部の欧州メディアでは、各クラブに1億ユーロ(約130億円)レベルの罰金が科される可能性が報じられ、イタリアサッカー連盟のガブリエル・グラビナ会長はユベントスについて「スーパーリーグから脱退しなければ、セリエAに参加できない」という方針も明らかにしていた。

 引くに引けない状況に追い込まれた3クラブだが、UEFAは追及の手を緩めようとしていない。どのような形で決着するのかが注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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