レアル戦の「疑惑のゴール」と「謎の退場劇」にバレンシア地元紙が激怒 因縁の副審を「ウソつき!」と断罪

13年のレアル戦でも同副審から不利な判定が…

 怒りが収まらないのは、バレンシアの地元メディアだ。オフサイドを認めず、ロドリゴを退場に追い込んだ副審のラウール・カバネロ氏について「ウソをついた!」と断罪。バレンシアは過去に2013年のスペイン国王杯準々決勝での同カードで、同副審から不利な判定を受けたことを指摘した。また10年に受けたインタビューでは「私はこのスタジアムの雰囲気が好きです」と、レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで審判を務める喜びを語ったことを蒸し返している。

 もしベンゼマのゴールが認められず、そして追撃ムードに水を差すロドリゴの退場劇がなければ、レアルはリーガ11連勝を果たせず、首位バルセロナの連覇が決まっていた可能性がある。結果的に覇権争いは最終節までもつれ込む展開となったが、”白い巨人”がシーズン最終盤に受けた“えこひいき”は、スペイン国内で大きな物議を醸すことになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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