英代表監督の信頼は揺るがず… 長期離脱から復帰したアーセナル”10番”をEUROに招集か

ホジソン監督が寵愛するウィルシャー 負傷の影響で今季出場は2試合のみ

 イングランド代表のロイ・ホジソン監督は6月に開幕する欧州選手権(EURO)本大会に向けたメンバー23人に、アーセナルのMFジャック・ウィルシャーを選出する意向であることが分かった。負傷の影響で今季は4月24日のサンダーランド戦(0-0)、5月8日のマンチェスター・シティ戦(2-2)の合計72分間に出場したのみだが、指揮官からの信頼は厚いようだ。英地元紙「テレグラフ」が報じている。

 ホジソン監督は就任当初からウィルシャーに厚い信頼を寄せている。EURO予選ではウィルシャーをアンカーに起用する新システムを取り入れるなど、チームの中心に据えてきた。度重なる負傷で離脱が相次ぐが、指揮官の思い描くリストにはウィルシャーの名がしっかりと刻まれているようだ。

 イングランド代表ではウィルシャーと同じ中盤センターにライバルとなる選手は多い。負傷で離脱していたとはいえ、復帰間近となっているリバプールのジョーダン・ヘンダーソンをはじめ、今季のPFA年間最優秀若手選手賞を受賞したトットナムのMFデレ・アリやMFエリック・ダイアー、レスター躍進を支えたMFダニー・ドリンクウォーターなど勢いのある選手が揃う。

 その実力は確かだが、継続性に欠けるウィルシャーの抜擢は実現するのだろうか。ホジソン監督にとって大きなギャンブルとなる可能性もありそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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