「反応が遅かった」 逆転勝利の浦和、先制弾のDF西大伍が指摘したマイボールの課題

大分戦で先制ゴールを決めたDF西大伍【写真:Getty Images】
大分戦で先制ゴールを決めたDF西大伍【写真:Getty Images】

西の先制点後、相手の最終ラインを引き出すバリエーションと連携不足を露呈

 浦和レッズは25日、ホームでのJ1リーグ第11節大分トリニータ戦で3-2の逆転勝利を収めた。後半の2ゴールに絡んだMF小泉佳穂や先制点のDF西大伍は、マイボールの課題について語った。

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 浦和は前半3分にFW杉本健勇に入れたボールをキープしたところで押し上げ、DF山中亮輔のラストパスを西が右足ボレーで決めた。ヴィッセル神戸から移籍後初ゴールになった西は、「時間が早すぎて、アッサリすぎましたからね。YouTubeチャンネルのオープニングをゴールパフォーマンスでやろうとして、忘れちゃった」と苦笑いしたが、そこから浦和はリズムを崩した。

 マイボールを引っ掛けられてピンチが続発した状況を、西は「緩んだかは分からないけど、前半の反応は遅かった。ピンチになっている(ボールロストの場所)のは、自陣に近いと思う。蹴るという状況になった時に、ボールが飛んでくる場所にいられるか、準備しているかという小さなことが大切だし、その反応も取られたあとも遅かった」と、全体的に課題があったと話した。

 また、中盤でプレーしていた小泉も「相手の最終ラインを引き出したかったんですけど、そこの成熟度、どこをどうやって引っ張り出すのかの意識、個々もそうだし、チームとしてもまだまだだった。出てこないのであれば、動かし続けて、出てくるまで動かしておびき出すみたいなところを、今日だったら自分がコントロールすべきだった」と反省の言葉が口をついた。

 浦和は今季就任したリカルド・ロドリゲス監督が、ボールポゼッションを大事にしたサッカーをしている。それだけに、そこでの質が上がらないゲームは、中途半端な奪われ方からピンチを迎えることになる。この試合の前半は、その典型的な形になった。結果として、大分に前半のうちに2点を奪われて逆転される結果になった。

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