バイエルンをブンデス4連覇に導いたペップ 史上初の偉業達成を前任の”三冠監督”に捧げる

「ハインケスと分かち合いたい」と語った名将 2位ドルトムントにも敬意を示す

 バイエルン・ミュンヘンが7日の敵地インゴルシュタット戦で、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキの2得点によって2-1の勝利を飾り、通算26回目のリーグ優勝をブンデスリーガ史上初となる4連覇で飾った。来季マンチェスター・シティの監督に就任する名将ジョゼップ・グアルディオラ氏は、在任期間の3年間でいずれもリーグタイトルを獲得する偉業を成し遂げたが、前任者のユップ・ハインケス氏に栄光を捧げた。スペイン紙「AS」が報じている。

「私は4連覇をユップ・ハインケスと分かち合いたい。我々はとてもスペシャルなことを成し遂げた」

 指揮官は歴史にその名を刻む偉業を、前監督に捧げた。ハインケス氏はペップ監督就任の前年度の2012-13シーズンに、ドイツのクラブ史上初となるリーグ、DFBポカール、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の三冠を成し遂げた。

 豪華戦力を与えられながらも、前任者の果たした欧州制覇と三冠を果たすことができず、CL準決勝でアトレチコ・マドリードに敗退した後には、自らの3年間を「失敗」と断罪していたペップ氏は、前任者に最大の敬意を表した。

 そして、2位ながら勝ち点77を積み上げたライバルのドルトムントにも「大きな祝福をしたい。偉大な競争相手だった」と、5月21日のDFBポカール決勝の対戦相手にも敬意を表した。バイエルンにポゼッションサッカーを植えつけ、ドイツ国内で圧倒的な強さを見せたグアルディオラ監督。バルセロナ、バイエルンで一時代を築いた名将の誉れとともに、来季マンチェスターの地でプレミア制覇を狙う。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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