大混戦のリーガ優勝争い バルサ監督は慎重「我々が他の3チームより強いとは思わない」

バルセロナはヘタフェに勝利し勝ち点3を積み上げた【写真:AP】
バルセロナはヘタフェに勝利し勝ち点3を積み上げた【写真:AP】

ヘタフェに5-2と大勝、クーマン監督が優勝争いとメッシ去就について言及

 バルセロナは現地時間22日、リーガ・エスパニョーラ第31節で日本代表MF久保建英が所属するヘタフェと対戦し、5-2で勝利した。勝ち点3を手にして混戦の優勝争いの中に踏みとどまったが、チームを率いるロナルド・クーマン監督は「我々が(上位を争う)他の3チームより強いとは思わない」と慎重なコメントを残している。スペイン紙「マルカ」が報じた。

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 ホームにヘタフェを迎えたバルセロナは前半8分にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのゴールで幸先良く先制。すぐにオウンゴールで追いつかれるも、メッシのこの試合2得点目などで前半を3-1で折り返すと、後半にも得点を重ねて5-2で勝利した。

 今季のリーガも残り7試合から6試合となったなかで、優勝争いは例年にも増して混戦模様だ。4位セビージャが勝ち点67(32試合)、3位バルセロナは同68(31試合)、2位レアル・マドリードが同70(32試合)、そして首位のアトレティコ・マドリードが同73(32試合)と6ポイントのなかで4チームがデッドヒートを繰り広げている。

 他の3チームよりも1試合消化の少ないバルセロナには、十分優勝の可能性も残っているが、クーマン監督は慎重な姿勢を貫いている。ヘタフェ戦の勝利後には「他の3チームよりも我々が強いとは思わない」と控えめに語り、「最終日まで戦うことになるだろう」と気持ちを引き締めている。

 また、クーマン監督は今季限りで契約満了となるメッシの去就についても言及。「最終日まで戦う」と語ったその最終日が、メッシのバルセロナで最後の一日となる可能性も残っている状況だが、オランダ人指揮官は「もしレオと話していたとしても、あなたたちには言わないよ」としたうえで、「我々は彼を必要としている。今日(ヘタフェ戦)も彼は決定的だった。彼が何年も留まってくれることを願う」と大黒柱の契約延長を熱望していた。

 3シーズンぶりにスペイン国王杯を制したバルセロナだが、混戦のリーガとエースFWメッシの去就問題の両方が残っているだけに、最後まで気の抜けない戦いが続いていきそうだ。

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