ドルトムントは香川不発! 後半戦初黒星で逆転優勝ならず… フランクフルト長谷部は決勝アシスト

勝ち点77を積み上げるも、バイエルンが史上初のリーグ4連覇

 ブンデスリーガ2位ドルトムントは7日の敵地フランクフルト戦で0-1で敗れ、後半戦初黒星を喫した。首位バイエルン・ミュンヘンがインゴルシュタット戦で勝利したため、2011-12年シーズン以来となるリーグ優勝は叶わなかった。

 ドルトムントの日本代表MF香川真司はトップ下で先発し、5試合連続のフル出場を果たしたが得点には絡まなかった。フランクフルトの同MF長谷部誠もフル出場し、決勝点をアシストする活躍を見せた。

 残留争いの渦中にいるホームのフランクフルトが前半14分に先制した。長谷部の右クロスからMFアイクナーが頭でゴール左へ流し込んだ。ドルトムントはリーグ戦で6試合ぶりに先制を許した。

 この得点後、ボールを手に持っていた長谷部の元へ試合再開を急ぎたいFWオーバメヤンが駆け寄ると、右肩から激しくぶつかりを強引にボールを奪取。長谷部が悶絶して倒れ込むとフランクフルトの選手は猛抗議し、オーバメヤンにはイエローカードが提示された。同44分にはMFムヒタリアンも今季5枚目のイエローカードを受け、最終節は出場停止となった。絶大な攻撃力を誇るアタッカー陣は残留争いで負けられないフランクフルト相手にいら立つ姿があらわにしていた。

 前半終了間際にはフンメルスが背後からのロングボールに頭で合わせてネットを揺らしたが、判定はオフサイド。幻のゴールとなった。

 リードを許したドルトムントのトーマス・トゥヘル監督は後半開始から動いた。DFドゥルムに代えてDFソクラティスを投入。DFベンダーを右サイドバックにシフトするなど、選手交代とポジションチェンジで攻撃の活性化を図った。後半はペースを握ったが、11人全員が自陣に引いて守りを固めたフランクフルトを前にゴールが遠かった。

 

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