「年間NG大賞」 ヘタフェDFの“痛恨オウンゴール”を海外酷評「今季最も馬鹿げた…」

ヘタフェDFソフィアン・チャクラ【写真:Getty Images】
ヘタフェDFソフィアン・チャクラ【写真:Getty Images】

バルサに2-5大敗、競り合う状況の前半28分にチャクラが痛恨のオウンゴール

 ヘタフェは現地時間22日、リーガ・エスパニョーラ第31節でバルセロナと対戦し、敵地カンプ・ノウで2-5と完敗した。相手に圧倒的にボールを保持されるなか、一時は競り合う展開に持っていったものの最後に突き放される格好となったが、前半に喫したオウンゴールが「年間NG大賞」「今季最も馬鹿げたゴールの一つ」だと海外メディアから酷評されている。

 直近のリーグ戦13試合でわずか1勝(5分7敗)のヘタフェは、31試合終了時点で15位と低迷。降格圏の18位ウエスカと勝ち点4差と予断を許さない状況となっている。前節は優勝争いを演じるレアルとホームでスコアレスドロー。日本代表MF久保建英にとっては保有元との一戦も出番は訪れず。そして中3日で迎えた今節は下部組織時代を過ごした古巣バルサとの対戦となったなか、久保は先発フル出場を果たした。

 試合は立ち上がりから、ホームのバルサが圧倒的にボールを支配。久保は前半12分に左サイドでのパスワークから、後半24分にはPK奪取を誘発するクロスを供給するなど2ゴールに絡んだものの、最終的には地力の差を見せつけられて2-5で敗れた。

 バルサのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2ゴール1アシストと圧巻のパフォーマンスを見せたなか、海外メディアが注目したのは1-1で迎えた前半28分に生まれたヘタフェDFソフィアン・チャクラのオウンゴールだ。センターサークル内からバルサのスペイン代表MFペドリがドリブルを開始。敵陣中央を突き進んだが相手のカットに遭い、ボールはヘタフェのゴール方向に転がった。これに反応したGKダビド・ソリアが前に飛び出したが、チャクラはボールの勢いが弱かったこともありバックパスを選択。だが蹴ったボールはソリアの脇を抜けて、ゴール左隅に吸い込まれてしまった。

 痛恨のオウンゴールに海外メディアも反応。米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー番組「ESPN FC」公式ツイッターが「あなは何をした? ソフィアン・チャクラがカンプ・ノウで年間NG大賞」と伝えれば、スペインメディア「エル・デスマルケ」も「今季最も馬鹿げたゴールの一つ」と酷評している。

 早い段階で同点に追いつき、守備面でもリズムを掴みつつあったなかでのオウンゴールとなっただけに、ヘタフェにとっては実に悔やまれるシーンとなった。

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