蛮行の代償は… トットナムのベルギー代表MF、暴君コスタへの目潰し攻撃で異例の6試合出場停止の重罰に

英サッカー協会「通常の3試合停止では明らかに不十分」

 トットナムのベルギー代表MFムサ・デンベレは、2日のチェルシー戦(2-2)でスペイン代表FWディエゴ・コスタに対する目潰し行為により、6試合の出場停止を受けることになった。通常の倍の重罰となる。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

 デンベレは2−2ドローに終わり、優勝の可能性が消失したチェルシー戦のハーフタイムにコスタと小競り合いを起こした。顔面をわし掴みにし、意図的に指で目潰しを行った疑惑が浮上していた。イングランドサッカー協会(FA)はこの蛮行を審議。暴力行為では通常3試合の出場停止となるが、試合後の6試合の出場停止処分という厳罰が下された。FAは「通常の3試合では明らかに不十分」と声明を発表。デンベレは今季残りの2試合と来季開幕からの4試合で出場停止となる。

 試合の結果がタイトル争いに大きく影響するということもあってヒートアップしていたトットナムの選手はこの試合で計9枚のイエローカードを受けた。通常相手選手への暴力行為や挑発で主役となる暴君コスタが霞むほどの危険なプレーを連発。乱闘も含めて危険なプレーが多くなっていた。

 有望な若手の多いトットナムだが、感情のコントロールができず、日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターに奇跡の優勝を許す結果となった。大一番で若さが出た格好だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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