レアルのリーガ逆転優勝に暗雲 救世主ベイルに右膝故障発覚でバレンシア戦欠場決定

シーズン終盤に怒涛の活躍も…

 レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルが8日の本拠地バレンシア戦を右膝関節の炎症で欠場することが明らかになった。クラブが公式サイトで報じている。

「ベイルについて検査を行ったところ、右膝の関節痛と診断された。彼の回復状況について経過観察していく」

 この終盤戦にきて獅子奮迅の活躍を見せているスピードスターは、今季リーグ戦19得点11アシストを記録している。特に4月23日のラージョ・バジェカーノ戦では2得点を決める活躍で、3-2の逆転勝利に貢献した。30日のレアル・ソシエダ戦では決勝点を奪い、1-0での勝利の立役者に。5月4日のUEFAチャンピオンズリーグ準決勝マンチェスター・シティ戦では自らのゴールが取り消される不運こそあったが、オウンゴールを誘発。2シーズンぶりの決勝進出に導いている。

 スペインメディアにも「救世主」と崇められるほど、神懸かった活躍を見せていたベイルに対し、ジネディーヌ・ジダン監督も「クリスティアーノになれる」と期待を込めていた。

 故障の多さが玉にきずだったが、またしても終盤戦に離脱。リーグ戦では首位バルセロナと勝ち点1差の3位につけるレアルだが、最終局面でベイルを失う大きな痛手を負うことになった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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