ドルトムントにドイツ最高の天才復帰は必要なし! その理由は「香川の完全復活」にあり

今夏の補強のターゲット像と合致せず

 そして最後の3つ目は、ドルトムントが獲得を目指す補強のターゲット像とゲッツェが異なるということ。新戦力に求めるのはピッチ上で「チームリーダー」となれる存在だという。高いテクニックを持ち、パス、シュート、ドリブルで違いを作れるスーパーなタレントであることは間違いないゲッツェだが、クラブが求めるその理想とは合致しない。特に一度は裏切る形でクラブを離れたゲッツェを、クラブの新たなリーダーと定めるには抵抗があるのだろう。ドルトムントは主将DFマッツ・フンメルスがバイエルン・ミュンヘンに移籍すると噂されているだけに、来季に向けてリーダーシップのある人材を求めているようだ。

 ドイツ最高の才能と称されたゲッツェは、2014年ブラジル・ワールドカップではドイツ代表を優勝に導くゴールを決めたが、バイエルンではジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を手にできず、満足な出場機会を得られていない。香川やロイスとの名コンビ再結成への期待も集まるが、地元メディアは「必要なし」と見ているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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