まさに「小泉佳穂劇場」 浦和新加入MFの華麗な“タクト振り”に称賛「最高」

新加入ながら存在感を放っているの浦和レッズMF小泉佳穂【写真:Getty Images】
新加入ながら存在感を放っているの浦和レッズMF小泉佳穂【写真:Getty Images】

今季自身初のJ1で躍動するMF小泉が鹿島戦で中盤をコントロール

 浦和レッズのMF小泉佳穂は今季、自身初となるJ1リーグの舞台で開幕から7試合連続スタメン出場と存在感を放っている。そのなかで、3日に行われたリーグ第7節・鹿島アントラーズ戦(2-1)での躍動ぶりが「小泉劇場」と取り上げられ、「本当にいい選手が来てくれた」といったコメントが寄せられている。

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 前橋育英高、青山学院大を経て2019年にFC琉球へ加入した小泉は、2年目の2020年シーズンにJ2リーグ戦38試合6得点と飛躍。シーズン終了後、浦和へのステップアップ移籍を勝ち取った。

 迎えた自身初となるJ1の舞台では、リカルド・ロドリゲス新監督の寵愛を受けて、開幕から全試合でスタメン出場。鹿島戦でもインサイドハーフの一角で先発に名を連ね、前半37分にMF明本考浩の先制点をお膳立てするなど、後半29分に交代するまでクオリティーの高いプレーを見せた。

 そのなかで、お笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーさんがナイスプレーやおもしろシーンを選ぶ「今節のワッキーチョイス」に、前半アディショナルタイムのプレーがノミネートされた。

「まさに『小泉佳穂劇場』 中盤でタクトを振りまくる浦和レッズ小泉佳穂選手」

 Jリーグ公式ツイッターでもこのように紹介されたシーンでは、最終ラインからの縦パスをワンタッチで右サイドのMF関根貴大にはたくと、そのリターンを相手選手2人を引き付けてダイレクトで前方のスペースへスルーパス。関根が追いつき、右コーナーからペナルティーエリア手前右の小泉につながり、最後は左足でシュートを放った。

 これは相手のブロックに遭ったが、一連のプレーには両足を使いこなす小泉らしさが出ており、ファンからは「本当にいい選手が来てくれた」「まさかJ1来てすぐこんなにやれるとは」「最高です」「右足も使える柏木陽介ってか」といった声が上がっている。

 現在、暫定12位(2勝2分3敗)と波に乗り切れていない浦和だが、小泉の活躍は今後の浮沈の鍵を握るかもしれない。

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