バルサの“問題児”、今夏移籍の可能性浮上 英、仏クラブが獲得関心と海外報道

バルセロナFWウスマン・デンベレ【写真:Getty Images】
バルセロナFWウスマン・デンベレ【写真:Getty Images】

来夏で契約満了のFWデンベレに移籍の噂、欧州クラブの争奪戦に発展も?

 2017年夏に騒動の末スペインの強豪バルセロナへ移籍したフランス代表FWウスマン・デンベレが、今夏にも移籍の可能が高まり多くのクラブの関心を集めているという。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。

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 17年夏当時のデンベレは、ドイツの強豪ドルトムントでプレーしていたもののバルセロナへの移籍を熱望。練習参加のボイコットから、身体一つでのバルセロナ行きにより残されたドイツの家が荒れ放題になるなど多くの遺恨を残し、最終的にはボーナス込みで移籍金1億3500万ユーロ(約176億円)での移籍となったとされる。

 そのデンベレだが、加入当時に結んだ5年契約が来年の夏に切れるため、仮にバルセロナが放出を考えているならば、移籍金が発生する今夏がそのタイミングになる。リーガ第29節のバリャドリード戦(1-0)では劇的な決勝ゴールで勝利に貢献したものの、4年目が終わろうというバルセロナでのプレーは、リーグ戦74試合出場17ゴールと高額移籍に見合ったものとは言いづらい。また負傷も多く、たびたび練習に遅刻することで話題に上るという点でも、扱いづらい選手だとも言えるだろう。

 とはいえ、まだ23歳とポテンシャルは確かな選手だけに、イングランドからはマンチェスター・ユナイテッド、リバプール、フランスからはパリ・サンジェルマン(PSG)が興味を示しているという。また、現在のイタリアは税制改革により高額年俸選手に人気の場所となっており、選手サイドはユベントスへ売り込む可能性もあるとされた。

 果たして、今季終了後のバルセロナはデンベレについてどのような判断を下すのか。そして、4年ぶりに起こりそうな“才能豊かな問題児”を巡る争奪戦の行方が注目される。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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