韓国は「伝統的にフィジカルがメイン」 ベント監督のスタイルの“弱点”を韓国メディア指摘

日本戦で0-3と完敗を喫した韓国代表【写真:AP】
日本戦で0-3と完敗を喫した韓国代表【写真:AP】

フィジカルや闘志が伝統的な特徴だけに、「ビルドアップサッカーは合わない」と言及

 韓国代表は、3月25日に行われた国際親善試合・日本戦(日産スタジアム)で0-3と完敗を喫し、大韓サッカー協会会長のチョン・モンギュ氏が謝罪文を出す事態にまで発展した。2018年からパウロ・ベント監督がチームを率いてきたが、韓国メディア「NEWSTOF」は、「ビルドアップサッカーは韓国には合わない」との見出しで取り上げている。

 10年ぶりに行われた親善試合の日韓戦、韓国はエースのソン・フンミン(トッテナム)が負傷で参加を辞退し、FWファン・ウイジョ(ボルドー)とFWファン・ヒチャン(RBライプツィヒ)は招集できず。20歳のFWイ・ガンイン(バレンシア)をゼロトップ気味に配置したが、日本に先制点を許し、その後もMF鎌田大地(フランクフルト)、MF遠藤航(シュツットガルト)に追加点を決められ、0-3と歴史的な完敗となった。

 ボール支配率は53.8%対46.2%で上回ったが、シュート数は6対19と大差をつけられるなど、内容の差は歴然。不甲斐ない黒星に、大韓サッカー協会会長のチョン・モンギュ氏が謝罪文を出す事態となった。

 ベント監督の進退問題に関する噂も上がるなかで、「NEWSTOF」は過去に韓国代表を指揮した監督のスタイルにも触れながら、現在の代表チームについて分析している。

「(2000~02年に指揮した)フース・ヒディンク監督は『体力とスピード』を強調して日韓W杯でベスト4の神話を成し遂げた。(17年から18年にチームを率いた)シン・テヨン監督は『パス&ムーブ』を強調するダイナミックな攻撃サッカーを志向した。ベント監督のサッカー哲学は、流れるような動きと洗練されたショートパス中心の『ビルドアップサッカー』に集約される。しかし、大韓民国のサッカーは伝統的に体力とスピードをベースとしたフィジカルがメインで、ダイナミックかつ簡潔な攻撃サッカーが特徴。そこに我々の代表が持つ闘志と根性が組み合わさり、特別な何かを生み出すのが我らだけの色であり、武器だった。

 ファンがチームを非難するのは試合に敗れたからではなく、今回の試合で日本が我々の本来の武器である体力とスピードを誇示してきたからだ。日本のほうが効率的だった。韓国に合ったサッカーは、我々の強みをキープしたまま、持っていない部分を上積みすることだ。ビルドアップサッカーが完成するのを待つ選択肢もあるが、代表は結果も示さなければいけない」

 2022年カタール・ワールドカップのアジア予選が進んでいくなかで、韓国はどのようにチームを固めていくかも鍵を握りそうだ。

(Football ZONE web編集部)


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