大迫勇也は「多くの自信を得た」 日本代表で3得点2アシスト…“逆襲”に独紙注目
今季ブレーメンで苦境も、日本代表での活躍が浮上のきっかけになるか
3月30日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(14-0)でハットトリックを達成した日本代表FW大迫勇也が、十分な出場機会が得られていない現所属先のブレーメンで好調を取り戻す可能性があると、ドイツ紙「ビルト」が報じている。
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代表戦では初めてとなるハットトリックを達成するなど大活躍だった大迫だが、ブレーメンでは苦境に陥っている。ここまでの個人成績は、リーグ戦17試合でノーゴール1アシスト。さらに2月26日の第23節フランクフルト戦(2-1)から4試合連続で出番がなく、前節ヴォルフスブルク戦(1-2)では久しぶりに途中出場したものの、プレー時間はわずか8分。今年1月に失ったレギュラーの座を奪い返せずにいる。
しかし、「ビルト」は代表ウィークで結果を残したことが、大迫にとって現状打破のきっかけになりうると予想。同紙も「オオサコはブレーメンではここ数カ月の間、ほとんど笑顔を見せることがなかった0-2で負けた1月2日のウニオン・ベルリン戦で先発したのを最後に、彼はレギュラー選手から世話のやける子どものような存在になってしまった。同僚のロマーノ・シュミットによって隅へと追いやられてしまってわずかな出場時間しか得られなくなり、一度はベンチ外になることさえあった」と大迫の厳しい状況について触れつつ、「しかし日本代表で彼は多くの自信を得た。14-0で勝ったモンゴル戦では代表戦で初のハットトリックを達成し、その前の韓国戦でも2アシストを記録した。今ならブレーメンでも再び状態が上向いていくはずだ」と、自信を取り戻した大迫の巻き返しに期待を寄せている。
一方、同紙は記事の最後の部分で、「オオサコが再び上昇気流に乗ることがなければ、多くの人が今夏での彼との別れについて話すことになるだろう」と、大迫が代表戦でのハイパフォーマンスをブレーメンでも見せられるかどうかが、今後の去就のカギになるとも指摘している。大迫とブレーメンとの契約は来年6月末までとなっているため、このままでは今年夏に放出される可能性もあるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)