レスターVでラニエリ監督続投明言も謙虚!「今季の再現は無理。来季目標はトップ10」

マンU戦後にイタリア国営放送テレビ番組に出演

 レスターのクラウディオ・ラニエリ監督は30年間の指導者人生で「無冠の帝王」と呼ばれていたが、ついに初のリーグタイトルを獲得した。昨年ギリシャ代表監督を成績不振で解任された戦略家は“終わった監督”と揶揄されたが、「私は変わっていない」と強調。続投を明言した指揮官は来季の目標についても「今季の再現は無理」「トップ10入り」と設定するなど、イタリアの知将はレスター旋風にも浮かれた様子はなく、泰然自若を貫いている。

 ラニエリ監督は前日の敵地マンチェスター・ユナイテッド戦で1-1ドローに終わった後、生まれ故郷のローマに向かった。96歳の母親とランチを共にした「修理屋」の異名を持つ男は母国イタリア国営放送「RAI3」のテレビ番組「プロチェッソ・デル・ルネディ」に出演した。

「私は64歳だ。長い間戦い続けてきた。だが、常にポジティブだった。私の中には常に前向きさというものがあったんだよ」

 1986年にイタリアの地方クラブ、ヴィゴール・ラメツィアで指導者としてのキャリアをスタートさせた。ナポリ、フィオレンティーナ、バレンシア、アトレチコ・マドリード、チェルシー、ユベントス、ローマ、インテル、モナコという強豪を率いてきたが、リーグタイトルとは無縁の指導者人生を過ごした。そのキャリアから「無冠の帝王」と呼ばれた。

 

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