19位の格下に屈辱ドロー劇のミラン監督が意味不明な珍問答 「エースがいないから4-4-2できない」

傀儡政権への批判を避けるための口実か

「周囲からは4-4-2でチームのバランスを見つけていたのに、と言われている。だが、この2試合で我々はボナベントゥーラを欠いた。彼なしで4-4-2は難しい。クツカもポーリもベルトラッチもホセ・マウリも、メッザーラ(インサイドハーフ)だ。ストライカーが4人いて、ボアテングはトップ下だ。今日の我々は後方でボールを持とうとせずに早く前線にボールを預けた。私はこのシステムを何年も使っているし、機能させられる」

 確かに万能性を誇るMFジャコモ・ボナベントゥーラは、右足の負傷でこの2試合を欠場中だ。ブロッキ監督自身が「トップ下の一番手」と明言した存在でもある。とはいえ、ボナベントゥーラに関しては就任初戦のサンプドリア戦で、トップ下で起用したのみ。次戦はMFケビン=プリンス・ボアテングを起用し、ボナベントゥーラはボランチで先発した。ここ2試合は本田がトップ下を務めている。そして、「ボナベントゥーラなしでは4-4-2ができない」という、あまりに強引な結論を導き出している。

 発言の真意を測りかねたのか、インタビュアーがたまらず「もう一度、システムについて」と聞き直す異例の事態になった。しかし、ブロッキ監督はまたもチグハグな答弁に終始している。

「私は正しい選手をピッチに立たせたと思っている。我々は3ゴールを挙げた上に、クロスバーに当たったシュートが2本あり(1本は相手のクリアミスが当たったものだったが)、PKを1本失敗した。チャンスは作れていたんだ」

 

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