レアル“エース”のベンゼマ、バロンドールを受賞できない「唯一の要因」は?
レアルでの実績は申し分ないが、代表と縁のないキャリアが足かせに…
元フランス代表FWカリム・ベンゼマは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)移籍後のレアル・マドリードの中心として攻撃を牽引している。しかし、世界一のサッカー選手に贈られるバロンドールには縁のないキャリアだ。スペイン紙「マルカ」は、“とある理由”がベンゼマをバロンドールから遠ざけていると指摘する。
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2009年からレアル・マドリードでプレーするベンゼマは、加入当初は元スペイン代表FWラウール・ゴンザレスらの牙城を崩せずにいたが、その後にレギュラーに定着。レアルで歴代5位となる272得点を重ねるなど、歴史に名を残すストライカーへと成長した。
「マルカ」紙も、「カリム・ベンゼマは世界最高のセンターフォワードで、それはしばらく続いている」と、過去数年にわたるベンゼマの継続的な活躍を称えている。これまでのパフォーマンスやUEFAチャンピオンズリーグ優勝4回などの実績は歴代のバロンドール受賞者にも引けを取らないが、それでも受賞できないのには理由があるという。
それがフランス代表からの追放だ。ベンゼマは2015年にMFマテュー・ヴァルブエナ(オリンピアコス)の恐喝事件に関与していた疑いをかけられ、それ以降は代表チームから遠ざかっている。同紙は「ベンゼマは間違いなく印象的なスタッツを残しているが、母国のためにプレーしておらず、これがバロンドール受賞を阻む唯一の要因となっている」と指摘した。
クラブレベルでのパフォーマンスは申し分のないベンゼマだが、代表と縁のないキャリアが足かせとなっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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