「幼少期からライバル同士」 久保とイ・ガンインの対峙に現地注目「共通点がある」
日韓の次期エース同士の顔合わせにスペイン大手紙がスポットライト
ヘタフェの日本代表MF久保建英は現地時間27日、リーガ・エスパニョーラ第25節バレンシア戦に後半40分から途中出場。チームは3-0の快勝を収めた。バレンシアは韓国代表FWイ・ガンインが先発フル出場を果たしたなか、スペイン大手紙は試合前に「久保とガンイン、幼少期から自国のスターで、ライバル同士」と見出しを打って取り上げている。
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今冬の移籍市場でビジャレアルとの契約を打ち切り、ヘタフェへ期限付き移籍した久保は、加入直後は先発で起用されていたものの、9日に行われた第1節順延分の保有元レアル・マドリード戦(0-2)以降は、先発から外されるようになり、今節バレンシア戦もベンチスタートとなった。
チームは6戦未勝利(1勝5敗)の泥沼状態にあったが、前半39分にMFマウロ・アランバリが強烈なミドルシュートを叩き込んで先制すると、後半10分にはFWハイメ・マタが追加点を奪取。久保は同40分にピッチに立ち、同時投入されたMFカルレス・アレニャが同42分にネットを揺らした。
久保は後半45分に左サイドから流れてきたボールにフリーで走り込み、ペナルティーエリア内から右足のシュートを放つも、ボールはゴール右ポストに直撃し、初ゴールはお預けとなった。
この試合で、久保は出場時間が5分強にとどまった一方、バレンシアのイ・ガンインは先発フル出場。両者は同じ2001年生まれで、スペインのトップリーグでプレーする日韓の次期エースとして世界からも注目が寄せられている。そんななか、スペイン大手紙「AS」は試合前に「久保とガンイン、幼少期から自国のスターで、ライバル同士」と見出しを打ち、日本と韓国が誇る至宝の顔合わせにスポットライトを当てた。
記事では「久保とガンインには共通点がある。両者ともアジア人で、日韓における最大の希望である点だ。2001年生まれの彼らは、子供の頃から日本と韓国のスターだった」と取り上げ、最初の対戦は2013年で、久保がバルセロナのユース、イ・ガンインがバレンシアのユースに在籍していた時期であったと振り返っている。アジアを代表する若き逸材同士の切磋琢磨に期待したい。