名将招聘を狙うPSGがモウリーニョに再び急接近 マンU行きを阻むオファーを準備か

PSG会長と”スペシャル・ワン”は旧知の仲 代理人を通じて接触か

 マンチェスター・ユナイテッドの新監督就任が濃厚と見られていたチェルシー前監督のジョゼ・モウリーニョ氏だが、ここにきてフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)がポルトガル人指揮官に急接近している。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

 PSGのナセル・アル・ケラフィ会長とモウリーニョ氏は旧知の仲で知られており、この二人の関係が交渉を進展させる大きな要因になるのだという。アル・ケラフィ会長は代理人のジョルジュ・メンデス氏を通じて、モウリーニョ氏に接触。新監督招聘の準備を着実に進めているという。

 その背景にはもう一つ、会長が現指揮官のローラン・ブラン監督の手腕を疑問視しているということもあるようだ。PSGは12日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でマンチェスター・シティに0-1で敗戦。この結果、2戦合計スコア2-3で大会からの敗退が決定していた。

 この試合でブラン監督は不慣れな3バックシステムを採用する奇策に打って出た。しかし、結果的にこの采配は実を結ばず、アル・ケラフィ会長は「ブラン監督は戦術でギャンブルに出た」と非難。エースのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチでさえ「前半は、これまでに一度も試したことのないシステムで戦った」と采配に首を傾げていた。

 

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