得点王の神村学園・日高にJクラブからオファー 大会後に決断…“就活中”の選手権で7ゴール

得点王に輝いた日高元【写真:徳原隆元】
得点王に輝いた日高元【写真:徳原隆元】

神村学園FW日高元は決勝戦で先制ゴールを挙げた

 第104回全国高校サッカー選手権は1月12日にMUFGスタジアム(国立競技場)で決勝戦が行われ、神村学園(鹿児島)が鹿島学園(茨城)に3-0で勝利して初優勝した。決勝ゴールのFW日高元は大会得点王に輝き、目指していた自身の未来を切り開くオファーも舞い込んだ。

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 両校とも初の決勝進出となったゲームで神村学園は前半19分、最終ラインから背後へのロングボールが出るとFW徳村楓大が反応して抜け出す。シュートは距離を詰めたGKプムラピー・スリブンヤコに阻まれるも、こぼれ球に反応した日高がゴールカバーの位置を見極めて左足で巻いたシュートを決めた。「左足だったし、ちょっと焦った」という日高だが、GKが出ていることも見極めて「冷静に決めることができて良かった」と安堵の表情だった。

 今大会ではチームメートのFW倉中悠駕と得点王を争った。準々決勝で倉中が4ゴールの大爆発で、それまで5得点だった日高を一気に抜き去る6得点まで伸ばした。ノーゴールのまま交代で退いた際には、悔しさから涙もにじんで得点王を諦めかけたという。それでも「先生方からもチャンスあるぞって言われた」と励ましも受けながら、準決勝、決勝とチームを勝利に導く2試合連続ゴールを奪った。「ワンチャンスを決めきれて良かった」という決定力を見せ、7得点に伸ばしての単独得点王になった。

 3年春まで長期離脱をしていた影響もあり、大会中には「プロにチャレンジしたい気持ちもあります。自分の持ち味をしっかり発揮して、自分もいるぞっていう風に存在感をもっと出していきたい」と話していた。その日髙には、Jリーグのクラブからオファーも舞い込んだという。大会に集中していたこともあり決断はこれからになるようだが、まさに未来を切り開く大会になった。

 負傷で離脱した後、復帰したタイミングでまたしても負傷して長期離脱という状況もあり、サッカーを辞めたいと思ったこともあったと話す。それでも「親と約束したプロという目的で学校を選んで、最終的にプロになれるかもしれない。メンタルが崩れている時も大丈夫だよと声を掛けてくれて、やっぱり親の存在が1番かなってそこで感じました」と、支えてくれた家族について話す。普段は寮生活のため会う機会は少ないが、「やりきったよって伝えたいです」と、その思いを口にした。

 今大会で未来を切り開いたストライカーが、次のステージでどんな飛躍を見せるか注目される。

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