メッシ去就巡り“場外戦” ディ・マリアの歓迎発言にバルサ監督が苦言「敬意を欠く」
PSGディ・マリアがメッシの去就に言及、仏メディアへのコメントにクーマン監督反応
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの去就をめぐり、所属のバルセロナと獲得の噂が報じられているパリ・サンジェルマン(PSG)で場外戦が巻き起こっている。PSGのアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアがメッシの加入を歓迎するコメントを行ったことに対し、バルセロナのロナルド・クーマン監督が「フェアじゃない」と不快感を示している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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昨夏、バルセロナからの退団騒動に揺れたメッシの去就問題は今も至るところで注目の話題となっている。今季限りで満了を迎える契約の延長は発表されていない。そんななかPSGのディ・マリアは、今夏にメッシが加入する可能性について、フランステレビ「カナル・プリュス」で「(加入を)望んでいる。大きなチャンスだ」とコメント。同胞メッシのパリ上陸を歓迎している。
しかし、このディ・マリアの発言を聞いたバルセロナのクーマン監督は現地時間3日の国王杯準々決勝グラナダ戦(延長5-3)後、次のように苦言を呈している。
「敬意を欠いている。このようなことを話すのは間違っている。チャンピオンズリーグでの試合を余計にヒートアップさせるだけだ。フェアじゃない。我々の選手について話すのは、バルセロナに対する敬意があることとは思えない。彼らはレオのことを話しすぎだ。彼はバルセロナの選手。我々は彼らと(チャンピオンズリーグで)対戦するんだ」
PSGとバルセロナは今月16日、UEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦で激突する。そういった状況下で相手クラブの選手の去就について話すのは公平性を欠いていると指揮官は不快感を露わにしていた。
メッシとも親交の深いブラジル代表FWネイマールが先日、PSGと4年契約延長で合意した報じらた。スペインメディアでは、そのことがメッシのPSG移籍に影響を及ぼすとも伝えられている。メッシをめぐる話題は今後もさらに過熱していきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)