G大阪史上初「ビジネスアカデミー」開講への思い 30年のノウハウ伝える「責務がある」

「もし良い人材がいればぜひG大阪で働いて欲しい」 ビジネスアカデミーは“人材発掘”の場

「現場に関わってもらい、どのようにしてビジネスを生み出しているのか。スタッフがどのように働き、集客や収益を上げているのかを見てもらいたい」(阪本氏)

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 また、パナスタの運用法も実際に学ぶことができる。2016年、万博記念競技場から“新スタジアム”に移転。収容人数も2万人から4万人ほどに増え、ビジネスの幅が広がった。さらに、2017年からはJリーグがスポーツチャンネル「DAZN」と10年間、約2100億円の放映権契約を締結。G大阪にとってはこの2点が、大きなビジネスの転換期だったと竹井氏は話す。

「まずパナスタができて入場者数を増やさないといけないだけではなく、スポンサーシップでもできることが増え、グッズや飲食でもチャンスが広がった。これに加えてDAZNの放映権料が(Jリーグに)入ってきたことで、Jリーグの方針も共存から競争へと変わった。これによって収益を上げられる人材を増やし、グローバルにならないといけなくなった」

 そして生まれたのが今回の「アカデミー」だ。ビジネスのノウハウを伝えるだけではなく、人材の“発掘”も目的の一つ。両者ともに「もし良い人材がいればぜひG大阪で働いて欲しい。今シーズンのスローガンは”TOGETHER as ONE”。強化部はもちろんのこと、事業部もガンバは日本で1番を目指さないといけない、そんな仲間が見つかると嬉しい」と声を揃える。西の名門クラブが、今度はスポーツ業界の未来を切り開くきっかけを作っていく。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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