ユベントスDF、冨安健洋への“疑惑の肘打ち”シーンが波紋 「なぜ?」「悲惨」
前半21分、ユーベ陣内のペナルティーエリア内でキエッリーニから肘打ちを受けるも…
ボローニャは現地時間24日、セリエA第19節ユベントス戦で0-2と敗れた。日本代表DF冨安健洋は粘り強い守備でイタリアメディアから高評価を受けたが、敵陣で肘打ちを食らいながら、PKをもらえなかった場面が波紋を呼んでいる。
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冨安は4バックの左センターバックでスタメン出場。ユベントスの中央から左サイドに流れていく傾向のあるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとの対峙機会は多くなかったが、スウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキとのマッチアップで破綻する場面はなかった。
また、右サイドバックにポジションを移し、流れてくるロナウドやイタリア代表MFフェデリコ・ベルナルデスキらとのマッチアップでも決定的な突破を許すことはなかった。
ボローニャは前半にブラジル代表MFアルトゥール・メロのミドルシュートがDFに当たってゴールに吸い込まれるやや不運な失点。後半にもセットプレーでアメリカ代表MFウェストン・マッケニーに決められた。
そのなかで、ボローニャの1点ビハインドで迎えた前半21分のシーンが波紋を呼んでいる。ユベントス陣内の浮き球のボールにイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニと冨安がジャンプ。キエッリーニの左肘が冨安のあご付近にヒットしたが、フアン・ルカ・サッキ主審はユベントスのフリーキックでの再開を命じた。
ナポリ専門メディア「Napolipiu.com」は、「キエッリーニがペナルティーエリア内で冨安の顔面に肘を入れたが、レフェリーはユベントスにフリーキックを与えた」と見出しを打ち、レッジーナやナポリなどでプレーした元サッカー選手で、現在はジャーナリストのパオロ・ジリアニ氏が「なぜ? 主審はサッキ。ボローニャのペナルティーキックは否定された。悲惨だ」とツイートしたことを伝えた。
また、ユベントス専門メディア「TuttoJuve」によれば、元審判のルカ・マレッリ氏もイタリアのラジオ局「Radio 24」で「キエッリーニの冨安への肘打ちはVARシチュエーション」と主張したという。
ユベントスがほぼゲームを支配し、ボローニャから見れば内容的には完敗だったが、このシーンでボローニャにPKが与えられていたら、結果はまた違ったものになっていたかもしれない。