「純然たる残虐行為」 “技巧派レフティー”の衝撃25m弾を海外メディア絶賛「芸術作品」
セビージャMFスソ、アラベス戦で豪快な決勝ゴールを叩き込む
スペインの強豪セビージャは現地時間19日、リーガ・エスパニョーラ第19節の敵地アラベス戦に臨み2-1で勝利した。この試合の決勝ゴールとなったスペイン代表MFスソの豪快なミドル弾が、海外メディアで反響を呼んでいる。
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暫定5位でこの試合を迎えたセビージャは、上位に食らいつくためにも勝利が欲しい一戦。開始早々の3分にモロッコ代表FWユセフ・エン=ネシリのゴールで先制したものの、前半12分に同点に追いつかれてしまう。だがその後もリズム良く攻撃を仕掛けたなか、同30分にゴラッソが生まれる。
敵陣右サイドのスローインからMFジョアン・ジョルダンとパス交換したスソがカットイン。相手1人が立ちはだかるもさらに中央へ持ち出し、ゴールまで25メートル以上の距離がある位置から左足を振り抜いた。外側から巻くように絶妙なカーブがかかった一撃はゴール左上隅を正確に捉え、アラベスGKフェルナンド・パチェコが必死に飛びつくも伸ばした右手をかすめるようにしてネットを揺らした。
この一撃に現地メディアも反応。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」公式ツイッターが「スソのなんてゴラッソ!」と伝えれば、スペインメディア「エル・デスマルケ」セビージャ版公式ツイッターも「スソの芸術作品」と称賛。またスペイン紙「AS」は「彼が得点したゴールは純然たる残虐行為だ」と表現したうえで、「そこからシュートするとは誰も思っていなかったが、彼はパチェコが止められないほどの精度で撃った」とシュート技術の高さを称えている。
この勝利でビジャレアルを抜いて4位に浮上したセビージャ。ACミラン時代には元日本代表MF本田圭佑と共闘した“技巧派アタッカー”が、攻撃のキーマンとして輝きを放っている。