片野坂体制6年目のシーズンへ 補強の“優先度”が高いのは最終ラインか【J1戦力動向・大分】

横浜F・マリノスへの移籍が決まったDF岩田智輝【写真:小林 靖】
横浜F・マリノスへの移籍が決まったDF岩田智輝【写真:小林 靖】

【今オフ動向まとめ】DF岩田が横浜FM移籍 FW&MFには大卒の即戦力候補も

 Jリーグの2020年シーズンが終了し、来季に向けたチーム編成が動き始めている。すでに移籍のリリースが出始めているなか、各クラブは今オフにどのように歩みを進めていくのか。20年シーズンの成績とすでに発表されている戦力動向を踏まえながら、来季に向けた注目ポイントをポジションごとに展望していく。

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 第1回は大分トリニータ。20年シーズンの最終順位は11位と、昇格初年度の19年に記録した9位から順位を下げることにはなったものの、2年続けて安定した成績を残した。すでに片野坂知宏監督との契約更新も発表されており、来季は現体制での6年目を迎えることとなる。

■FW編
 長年にわたって前線の一員として活躍し、ムードメーカーとしても存在感を放ってきたFW三平和司が契約満了で退団。32歳とベテランの域に入っていたものの、20年シーズンもリーグ戦16試合3得点と数字を残していただけに、補填が必要な部分だろう。

 現時点で発表されている前線の新戦力は、鹿屋体育大から加入内定のFW藤本一輝のみ。ただ、藤本は20年シーズンも特別指定選手として登録されており、夏場には5試合に途中出場している。戦術理解や連係面の不安は少ないだけに、即戦力としての期待もできそうだ。

■MF編
 下部組織出身で、ギラヴァンツ北九州への移籍を挟みながらも10年間にわたって在籍したMF小手川宏基が契約満了。リーグ戦6試合に先発したMF前田凌佑も同じく契約満了となった。

 現時点で加入が決定している選手は、福岡大から加入内定のMF井上健太と、大分U-18から昇格のMF弓場将輝の2人。特に井上は藤本と同じく特別指定選手として登録され、20年シーズンのリーグ戦でも6試合に出場済み。そのうち2試合では先発しており、開幕から戦力化できる可能性もある。

■GK&DF編
 サイドで安定したクオリティーを発揮するDF星雄次が、契約満了で退団。さらに25日には、日本代表経験もあるDF岩田智輝の横浜F・マリノス移籍も発表された。計算できる戦力を失っただけに、他のポジションと比べて補強の優先度が高くなりそうだ。

 GKに放出の発表はなく、藤枝東高からGK西川幸之介が加入するのみ。20年シーズンにリーグ戦17試合ずつに先発フル出場したGK高木駿とGKムン・キョンゴンが、引き続きポジション争いを繰り広げる形になると予想される。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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