ミラン本田のユーベ戦出場は最終チェックへ 指揮官は「なまくら刀なら見せない方がいい」

代表戦で右足を打撲し前節は欠場

 ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督が、前節アタランタ戦で右足打撲で欠場した日本代表FW本田圭佑について、「刀が研ぎ澄まされているか様子を見よう」と独特の表現で説明。打撲の状態を最終チェックする方針を明らかにしている。

 王者ユベントス戦を控えた前日会見で、強制合宿中の指揮官にこんな質問が飛んだ。

「サムライ本田の刀は、研ぎ澄まされているか?」

 ミハイロビッチ監督は、出場を明言せずにこう語った。

「足の調子を見てみよう。刀が研ぎ澄まされているか、研いであればいいが、なまくら刀なら、持っていても見せない方がいいだろう」

 前節1-2で逆転負けを喫したアタランタ戦で、本田は打撲の影響で欠場。公式戦の連続先発出場は17試合でストップした。現在のミランのいびつなチーム構成から、右サイドハーフで唯一の本職とも呼べる本田について、地元メディアは先発復帰を予想している。だが、鬼軍曹はサムライ・本田のコンディションが万全でなく、刀が錆びていたら出さない方がいいと明言していた。

 負ければ監督解任という報道も出ている絶対王者との戦いで、本田は万全の状態でピッチに戻ることができるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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