「メッシがメッシになった」 バルサ新布陣“3-4-2-1”…ペドリとの2シャドーを現地紙称賛
バジャドリードに3-0快勝、メッシが1得点1アシストと活躍
バルセロナは現地時間22日に開催されたリーガ・エスパニョーラ第15節バジャドリード戦で3-0の快勝を飾った。久々に内容と結果が伴った試合の中で輝いたのは、1ゴール1アシストのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシで、地元紙も「やっとメッシがメッシになった」と称賛している。
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バルサは前々節でレアル・ソシエダ相手に2-1で辛勝したものの、翌節バレンシア戦で2-2のドローに終わるなど、首位アトレティコ・マドリード追撃態勢になかなか入れずにいる。そのなかでロナルド・クーマン監督は、この日の試合で新システム3-4-2-1を採用。シャドー気味なポジションにメッシと18歳の新星MFペドリを入れる形でキックオフの笛を聞いた。
結果的にこの采配が当たった。ボールを握って試合を支配すると、メッシやペドリにスムーズにパスが入る場面を数多く作る。すると前半21分にメッシのクロスをDFクレマン・ラングレが頭で合わせて先制ゴールを奪う。同35分にはメッシらしい密集からの突破からパスを受けたDFセルジーニョ・デストがゴール前に折り返し、これをFWマルティン・ブライトバイテがダイレクトでねじ込んで2点目を奪った。
後半も順調に試合を進めたバルサが勝利を決定づけたのは、後半20分だった。ペドリの絶妙な“足裏ヒールパス”を受けたメッシが相手守備陣と入れ替わり、GKとの1対1を落ち着いて制してチーム3点目を決めた。メッシはこれでバルサでの通算644ゴールとなり、ペレがサントス時代に打ち立てた643ゴールという同一クラブでの最多ゴール記録を更新する偉業達成となった。
久々の活躍について、「マルカ」紙も「このようなレオでいるならば、バルサは非常に(相手にとって)危険だ」と称えている。またメッシと好連係を見せたペドリについても「メッシと彼との連係は……キャビアのようだ」と高級食材にたとえている。
FWアンス・ファティの負傷離脱のほか、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンやブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョらの不調と波に乗り切れないチームのなかで、「メッシ&ペドリ」はバルサの新たなホットラインとなるのだろうか。