香川真司、サラゴサ新指揮官が“復帰”望むも「不可能」 RFEFの“禁止規定”を地元メディア報道
現在、無所属の状態が続いている香川真司 サラゴサも21位に低迷
MF香川真司は先月10月にスペイン2部サラゴサとの契約を解除し、現在は無所属の立場にある。そんななか、地元メディアは「不可能な夢」と見出しを取って、サラゴサへの復帰が禁止されている“規制”を報じた。
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香川は昨夏にドルトムントからサラゴサに加入し、念願のスペインの舞台に降り立った。しかし、開幕当初は先発出場を重ねていたものの、中盤からは出場機会が減少。チームも昇格を逃し、戦力刷新の必要性が指摘されていたなか、香川はEU圏外枠であることに加え、高給に見合うパフォーマンスを発揮できなかったこともあり、両者合意のうえでの退団が決定した。香川は現在も所属クラブが決定しておらず、無所属の状態が続いている。
現在サラゴサは、3勝4分け11敗の勝ち点13で22チーム中リーグ21位と低迷。指揮官が解任されるなど、てこ入れを図っているものの勝利につなげることはできず、現在はフアン・イグナシオ・マルティネス監督が指揮を執っている。そんななか、スペイン地元メディア「エル・デスマルケ・サラゴサ」は、現指揮官が「カガワのチーム復帰の可能性を問い合わせた」ことから、明らかとなった同国連盟(RFEF)の規制を報じている。
「シンジ・カガワのレアル・サラゴサ復帰は不可能。RFEF規制が示している。去る9月サラゴサは日本人選手を登録から外し、別の外国籍選手を登録、その代わりにサラゴサ選手としての彼の給料と彼の新しいクラブで受け取ることになる給料との差額を埋め合わせる取り決めをした。
現在、香川は新チームを見つけながらレアル・サラゴサのクラブ総合練習場で練習を続けているが、いずれにしろラ・ロマレダに戻ることはない。それはRFEF規定の126項で『ライセンスが取り消された選手は、同じシーズン中にそれまで契約のあった同一クラブとの間でライセンスを取得することはできない』との禁止規定があるからだ。これがフアン・イグナシオ・マルティネスにとってシンジ・カガワのレアル・サラゴサへの復帰を不可能な夢にしている規定となっている」
それぞれ苦境に立たされている香川とサラゴサ。現在の状態から這い上がることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)